シードタイムズができるまで

~プロローグ 第1章~

2011年秋に伊丹市荒牧南の地に小学生と中学生を対象とした個別指導塾「誠心館」を開校させて、4年後には高校生の部も立ち上げることになった。「誠心館」の高校生の部も順調に生徒数を伸ばすことはできたものの、大学受験の合格実績に関しては、どうしても納得できないものがあった。

そこで、私は個別指導のみに頼る高校生の部の他に、新たな形態の学習塾を模索することにした。

そして「高校生の部をもっと充実させたい」「地域オンリーワンの高校生専門塾を立ち上げてみたい」という思いはさらに強くなり、これらを満たす環境の実現を目標に定めた。

まずは大手有名予備校や地元の人気塾を徹底的に研究し、各校の授業スタイルを「集団授業」「個別授業」「映像授業」の3つに分類した。それぞれの指導形式の長所と短所を再認識することで、新たな学習塾の骨組みとする。 次に高校生が学習塾に求める要素を調べ上げた。ここに学習塾が提供できるサービスを照らし合わせることで、勉強における「需要の実態」と「本当に必要な環境」を絞り込むに至った。

結論から述べると、生徒と学習塾の考えには大きな差異があった。 大手有名予備校に通う生徒たちが重視していたのは「大学入試に関する情報」や「自習室の有無」「塾の知名度・実績」などであり、肝心の授業内容については二の次なのだ。この現状には私たちも驚いた。 いずれの形式でも人気予備校講師による授業は間違いなく良質なコンテンツである。数多くの塾・予備校を巡り、高校生の塾や大学入試を分析してきた私からしても、大手の塾の授業は文句のつけようがない。しかしながら、生徒たちの優先順位では低く見られがちなのが昨今の実情だった。

「高校生が重視する要素」と「理想の環境と指導メソッド」を両立させる。この高い目標を胸に刻み、さらなる研究に励んだ。

その過程で着目したのが、大学入試に特化した某有名塾であった。塾業界の風雲児的な「授業をしない塾」というインパクトのある宣言文句で人気を博し、今では全国数百校まで展開している。その塾の内容や元従業員の話をヒアリングしたり、紹介動画などを分析すると、私たちと近い発想から現在のスタンスになったことが分かる。 この気づきを契機に目指す方向は定まった。

さらに生徒の成績を飛躍的に上げている塾の進捗管理や指導方針等も研究し、モデルケースとしながら「志望校合格率地域No1」となるための準備を進める。

最高の学習環境と、成績を上げるための理想的な指導メソッド。それらを適正な学費で提供する。 以上を追求した末、高校生専門塾シードタイムズが誕生することになった。

~プロローグ 第2章~

その後、やや手探りな点もあったが、2020年6月中旬にシードタイムズは開校した。コロナ禍の真っ只中という逆境で、誠心館講師と高3生の転籍メンバー数名からスタートする。

事前の調査で判明した「高校生が学習塾に求める要素」はそのまま採り入れて、さらに生徒が望むサービスをできる限り追加した。幾度ものミーティングとヒアリングを経て、より機能的な環境と指導メソッドを構築する。 まずは生徒と各教科の担当講師の面談を徹底することにした。1対1で毎週実施することにより、綿密な進捗管理と学習計画の策定を行う。これによって生徒一人ひとりの理解度とペースに合わせた柔軟な対応が可能となった。

教室には大阪大・神戸大の学生チューターが常時待機し、いつでも何回でも気軽に質問することができる。インプット目的の通常授業を増やすのではなく、教科ごとの小テストと個別の「演習・解説」を中心にするのがシードタイムズ特有の指導メソッドである。また自習室及びフリールームは定員制とすることにより、ゆとりある良質な環境を保ち、生徒の自主学習のサポートにも事欠かない。

その甲斐もあり第一志望合格率は2022年度は78%、2023年度はなんと91%と驚くべき数字に到達した。

しかし浮かれてはいられない。何故なら、この新しい塾はまだ始まったばかりであり、地域オンリーワンのポジションには到達していないからだ。

保護者様と生徒たちの期待に全力で応えていくためにも、シードタイムズは最新の大学入試情報を常に分析し、理想の学習環境と指導システムを追及しながら進化する必要がある。この地で圧倒的な合格実績を重ねて、生徒の努力と夢が実り続けること。それが塾長である私の望みです。

無料相談・無料体験のお申込み

■お電話でのお申込み

平日 16:00~21:30
土曜 13:00~20:30
で受け付けております。

■LINEでのお申込み

LINEアプリで簡単にお申込みができます。友だち追加後、メッセージに沿って必要事項を入力し送信ください。(24時間受け付けております。)

指導や解説は全て個別対応

■メールでのお申込み

    学年

    お問い合わせの種類